電動機軸受けベアリング修理
電動機(以下モーターという)の主な構造として、固定子(ステーター)と回転子(ローター)、
ローターを支える両サイドの軸受けからなっています。
軸受けの中にはベアリングが入っており、ローターの回転がスムーズに回る役目を担って
います。
モーターの回転は極数(ポール数)によって異なりますが、通常1800rpmが一般的です。
ベアリングは時間の経過と共に劣化します。ベアリングの劣化はローターの停止、ステーターへの接触等モーターに大きなダメージを与えます。
ベアリング修理作業は劣化したベアリングを正常な物と交換し、モーターの正常運転、寿命延長を目的としています。
ベアリング交換作業は、単に劣化したベアリングを交換するだけでなく、ローターのシャフト部の摩耗、ブラケット(ベアリングハウス)の摩耗の検査、測定も実施します。又、相手方
(ポンプ、減速機等)との接合部分とのセンタリングに重点をおき、限られた時間内に収めなければなりません。最終全て組み終わった状態では、相手方との接合部分を切り離しモーター単独で回転させ回転方向の確認を行います。
私達は限られた時間内でより精度の高い仕上げを行うことで、その後のモーター停止事故
低減、長期間異常の無いモーター運転を可能にし客先の生産性安定に寄与しています。